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2018.6.29

McLaren 600LT: マクラーレン「ロングテール」ストーリーの新たなチャプター

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McLaren 600LTは、マクラーレンの「ロングテール(LT)」ストーリーの新たな章の始まりであると共に、マクラーレンのこれまでのスポーツシリーズ・モデルの中で最速かつ最もパワフルで、公道走行も可能なサーキット指向のマシンとして、スポーツカーの新たな基準を定義します。

「600LTは過去20年を超える歴史の中でわずか4番目に当たる『ロングテール』の名が冠されたマクラーレンです。源流となったMcLaren F1 GTR『ロングテール』は、近代モータースポーツ史上最もピュアなレースカーの1つでした。その輝かしき名称を復活させたモデル675LTは、全てのマクラーレンが体現する研ぎ澄まされたドライビング・プレジャーを最も純粋な形で実現していました。そしてこの度、つまり我々にとって特別なLTファミリーを生産台数こそ限定されるもののさらに拡張させることで、マクラーレン『ロングテール』の代名詞である、エアロダイナミクスの最適化やパワーの増大、軽量化、サーキット指向のダイナミクス、ドライバーとマシンとの一体感の向上へのこだわりを改めて世に示したいと思っています」とマクラーレン・オートモーティブ最高経営責任者マイク・フルーウィットは述べています。

高い評価を得ているMcLaren 675LTとそれ以前の「ロングテール」のレースカーからインスピレーションを受けた600LTは、公道でもレース・サーキットでも卓越した性能を発揮するように開発されています。LTファミリーのこのニューモデルは、74mm延長されたシルエット、拡張されたフロント・スプリッター、延長されたリア・ディフューザー、そして固定式のリアウィング等、真の意味でのマクラーレン「ロングテール」の物理的な特性を全て兼ね備えています。標準モデルの600LTはMcLaren 570S Coupéと比べて全体で部品の23%以上(部品数)が変更されています。

究極の軽量化対策がMcLaren 600LTプログラムの中心的な課題であったことから、開発当初から570S Coupéに比べてDIN重量を96kg削減するという目標が掲げられ、そして達成されました。
マクラーレンの名を高めた、軽量のカーボンファイバー製モノコック・シャシーの採用により、600LTでは車両重量が軽減されると共に、エアロダイナミクス性能が最適化されています。また、トップエグジットのユニークなエキゾーストにより、一目で特別なマシンだとわかる独特な美しさを持ちあわせたMcLaren 600LT。車両重量が大幅に削減されているだけではなく、ドライバーに驚異的なサウンド体験を提供します。

極限まで追及されたサーキット指向のインテリアには、McLaren P1™で初めて採用されたカーボンファイバー製レーシング・シートと軽量のアルカンターラ®によるトリムが広範囲に渡って使用されています。McLaren Sennaのために開発された、超軽量のカーボンファイバー製シートも標準のシートに代えて装備することができるだけでなく、さらなる軽量化をお望みのお客様には、カーボンファイバー製のルーフとカントレイル(梁)や通気口付きのカーボンファイバー製フロントフェンダーといった、様々な装備をマクラーレン・スペシャル・オペレーションズ(MSO)が用意しています。軽量化のためのオプションを全て装着した場合、新しい600LTの乾燥重量は1,247kgまで軽量化されます。

LTの名にふさわしい究極のパフォーマンスを発揮するために、McLaren 600LTには、改良された冷却システムと、McLaren Sennaのものよりさらに短く、より背圧の軽減されたエキゾースト・システムによって強化された3.8リッターV8ツインターボ・エンジンが搭載されております。最高出力は600PS、最大トルクは620Nmで、最軽量の乾燥重量での600LTのパワーウェイトレシオは481PS/トンという驚異的な数値です。

マクラーレンの「ロングテール」の本質は、より徹底された物理的なシルエットや、更なる軽量化、パワーの増大といった目に見えない部分にも宿っています。McLaren 600LTの究極の軽量化は、ドライバーとマシンとの一体感およびドライバーの得る感動を、想像できる最大限のレベルにまで高めることにあります。

上記のような目的を達成するために、McLaren 600LTには、第2世代のマクラーレン・スーパーシリーズで採用された、鍛造アルミニウムのダブルウィシュボーン式サスペンションと軽量のブレーキ・システム、サーキット専用に開発されたPirelli ZeroTM Trofeo Rタイヤ、よりクイックなステアリングとダイレクトなスロットル、ブレーキペダル、より強化されたエンジンマウント、ならびにドライバーの背中のほぼ後ろからパワートレインの轟音をキャビンに伝えるエキゾーストが搭載されています。

McLaren 600LTのドライビング・エクスペリエンスを特にサーキット上で高める為に採用されたカーボンファイバー製の新しいボディと大型のリア・ディフューザーは、圧倒的なダウンフォースを提供します。ドライバーはエアロダイナミクスの最適化や軽量化、パワーの増大、サーキット指向のダイナミクスをフルに享受する事でマシンとの本質的かつピュアな一体感を得られます。この更に高められた性能とマシンとの一体感がMcLaren 675LTモデルやそれ以前のF1 GTR「ロングテール」より引き継がれてきたMcLaren 600LTの最も強いこだわりです。

1997年シーズンにデビューした印象的な「ロングテール」を持つMcLaren F1 GTRの独特の長いボディのシルエットは今ではアイコンとなっています。このモデルは生産車両と開発プロトタイプを合わせてもわずか9台しか生産されておりません。空気抵抗を抑制しダウンフォースを増大する延長されたボディに加えて、完全にアジャスタブルなサスペンションやシーケンシャルトランスミッションなど、ボディの内部にも更なる改良が施されておりました。

広範囲に及ぶ軽量化対策を通じて最適化されたMcLaren F1 GTR「ロングテール」は、ル・マン24時間耐久レースで優勝した、既にフライ級レベルの軽量化が施されていたMcLaren F1 GTRよりもさらに100kg以上の軽量化が成され、その時代で最も有名なGTレースカーの1つとなりました。また1997年度のFIA GT選手権では11ラウンドのうち5つのラウンドで勝利を収めたほか、ル・マン24時間耐久レースのGT1クラスでは3位以下のマシンに30周近くの差をつけて1-2フィニッシュを成し遂げています。

マクラーレン・オートモーティブは、2015年のジュネーブ・モーターショーで675LT Coupéを披露し、「ロングテール」という伝説の名を復活させました。パワーの増大とドライバーとマシンとの一体感の向上と共に極限までの軽量化、エアロダイナミクスの最適化が成されました。サーキット指向のダイナミクスが大きくアピールされ、生産台数は限定されました。「ロングテール」の名を冠されたオリジナルモデルの精神と、LTのエンブレムを付けたマシンに固有の特性に忠実である675LT Coupéは導入当時、マクラーレンのこれまでの量産車両のうち、最も純粋で、最も興味深いスーパーカーだという評価を受けました。生産予定のCoupéが瞬く間に売り切れとなった後、お客様の要望に応えるために、マクラーレンは、McLaren 675LT Spiderを開発しました。マクラーレンのエンブレムを付けたマシンの中で、最もテーマが絞られ、最も速い、この爽快なオープントップモデルは、生産予定の500台が2週間も経たないうちに完売しました。

新しいMcLaren 600LTも生産台数は厳密に限定されます。600LT Coupéの生産は2018年10月から約12か月間、既存のスポーツシリーズとスーパーシリーズ、および既に完売のSenna、Senna GTR、BP23の生産と同時進行で実施されます。McLaren 600LT専用のカーボンファイバー製ボディーパネルも、他のスポーツシリーズのモデルには見られない際立った特性といえます。

先代の675LTと同様に、600LTは、一台一台がサリー州ウォーキングのマクラーレン・プロダクション・センターにおいて手作業で製造されます。McLaren 600LTは7月12日(木)の2018グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードにおける一般公開に先駆け、マクラーレン正規販売店で6月28日(木)より注文可能です。

McLaren 600LTについての情報はオフィシャルサイトをご覧いただくか、下記までお問い合わせください。

マクラーレン大阪 06-6121-8821
マクラーレン名古屋 052-528-5855

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