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次なる新型スポーツカー、コードネーム「P13」開発

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  • • 2013年度税引き前利益 は 450万ポンド
  • • 2013年度営業利益は1240万ポンド
  • • 2013年度売上高は 2億8,540万ポンド(前年度の2億6,660万ポンドより増加)
  • • 新モデルへの投資額は 7,060万ポンド(前年度の6,810万ポンドより増加)
  • • 2014年度には増収増益を予想
  • • マクラーレン・オートモーティブの新モデルである、P13(コードネーム)は2015年に市場投入を予定
  • • サーキット専用モデルのMcLaren P1™ハイパーカーは2015年の市場投入が確定
  • • McLaren 650Sの全世界での発売は順調に推移し、 すでに1,000台以上を受注

2013年度、マクラーレン・オートモーティブは自動車生産の開始3年目にして、税引き前利益および営業利益の両方において黒字を達成しました。競争の激しいグローバル・マーケットにおいて独立系の英国自動車メーカーがこのような決算を達成できたことは、大きな成果と言えます。
マクラーレン・オートモーティブの採算性が向上したのは、長期的視点に立ったビジネスモデルが功を奏しているという証明にもなっています。このようなビジネスモデルのもと、マクラーレン・オートモーティブでは研究開発活動への投資を継続的に行うことができ、結果的に、世界で最も魅力的で技術的に優れたハイパフォーマンスなスポーツカーの開発および販売を実現させています。

すべてが一新された次のスポーツカー(コードネーム:P13)についても、マクラーレン・オートモーティブでは、2015年末までには販売される予定であること、ならびに卓越性、パフォーマンスおよびイノベーションというマクラーレンの特性を維持しながらも、より身近にマクラーレンを感じていただけるように、これまでよりリーズナブルな価格帯での提供を目指しています。

P13は、快適性と利便性に優れた、美しい2人乗りミッドシップタイプのスポーツカーで、カーボンファイバー・シャシーを使用する予定です。P13では複数のデリバティブを販売予定で、マクラーレン・オートモーティブの年間生産総数は4,000台前後にまで拡大します。
また、最上位モデルのハイパーカーで、すでに高い評価を受けているMcLaren P1™についても、マクラーレン・オートモーティブでは、サーキット専用モデルを限定生産することが確定。このクルマは、375台限定で販売された、公道仕様のバージョンをオーダーいただいたお客様のみが入手可能で、マクラーレン史上、最もパワフルで、最も稀少なクルマとなります。

今回の業績について、マクラーレン・グループの最高経営責任者兼会長であり、マクラーレン・オートモーティブの会長であるロン・デニス(Ron Dennis)は以下のようにコメントしています。「創業以来、マクラーレン・オートモーティブは予想とライバルを上回る業績を発表し続けています。同社は、ブランドのコアバリューを忠実に実践しながら、イノベーションとテクノロジーの限界を打破する多様なモデルのスポーツカーを次々と投入し、業界の新たなベンチマークを確立してきました。最新の業績、ならびに創業からこれほど早い時期の黒字転換は、マクラーレン・オートモーティブの偉大なチームに起因するものであり、一人一人の真摯な努力が実を結んだものです」
マクラーレン・オートモーティブのCEOであるマイク・フルーウィット(Mike Flewitt)も以下のコメントを寄せています。「マクラーレン・オートモーティブは、世界でもっとも魅力的で技術的に優れた、ハイパフォーマンスなスポーツカーを生み出す会社として、すでに高い評価を受けています。しかし、今回の業績は、当社が、採算性のある、長期的な事業をすでに確立しており、研究開発への大規模な投資、最良の人材の採用、それからワールドクラスの製品の創造が可能であるということを示しています。競争の激しいマーケットにおいて、当社は、将来の成功に向けた、確固たる基盤を確立したのです」
さらに、マイク・フルーウィットは以下のようにも述べています。「当社はすでに未来に目を向けています。McLaren 650Sは予想をはるかに上回るな売れ行きで、すでに1,000台を超えるオーダーを 受けています。また、P13の開発はとても魅力的なプロジェクトで、新しいマーケットや顧客層に浸透することが可能になりますので、販売台数が増え、結果的に増収増益に結びつくでしょう。イノベーションとテクノロジーを重視した取り組みを追求し続けることで、マクラーレン・オートモーティブの未来はとても明るいものになるだろう、と私は確信しています」

全世界における自動車販売台数目標を達成できたことにより、マクラーレン・オートモーティブの2013年度の売上高は1,880万ポンド増えて2億8,540万ポンドとなりました。2013年度において、当社は1,359台のMcLaren 12CとMcLaren P1™を36台納車しました。
長期的な事業計画に則して、当社では、将来の成長を実現するためのインフラ整備、人材および新技術への投資を続けています。マクラーレン・オートモーティブの研究開発費ならびに新モデルの開発費は、2013年度には250万ポンド増え7,060万ポンドとなっています。

マクラーレン・オートモーティブは創業時、毎年新型モデルまたはデリバティブモデルを発表することを公約として掲げました。2013年にもこの公約は守られ、ジュネーブ・モーターショーにおいてMcLaren P1™がデビューしました。英国の自動車史上最高の技術が搭載されたこのクルマは生産台数がわずか375台に限定され、発表から6カ月のうちに完売となりました。このクルマの生産は 昨年9月よりスケジュール通りに開始されており、すでに100台以上がお客様のもとに納車されています。
2013年、マクラーレン・オートモーティブは様々な地域への展開を続け、13のショールームを新たに開設したほか、28の国と地域に50カ所のリテーラーを展開するなど、グローバル・ネットワークを拡大しました。このグローバル・ネットワークには、中国の上海、北京、広州および成都で新規オープンした4カ所のリテーラーも含まれています。マクラーレン・オートモーティブでは、2014年に さらに20カ所のリテーラーを開設し、2018年までにはグローバル・ネットワークを100の地域に拡大する計画を立てています。
マクラーレン・オートモーティブは、McLaren 650S CoupeとMcLaren 650S Spiderの発表とともに2014年を迎えました。当社の短い歴史の中でも、2種類のモデルが28のグローバル・マーケットすべてで同時に投入されたのは初めてのことでした。当社では、2014年度にさらに素晴らしい成功を収めることを目指しており、最近ではジョリオン・ナッシュ(Jolyon Nash)を グローバル・セールス/マーケティング担当エグゼクティブ・ディレクターに任命しました。彼が加わる2014年7月1日以降は当社のチームがさらに強化され、彼の高級車マーケットにおける豊富な経験が今後活かされていくでしょう。

マクラーレン・グループでは、2014年も野心的な成長計画が確実に実現されるものと予想しており、全世界での総生産台数は2013年とほぼ同じレベルで推移すると予測しています。しかし売上高と利益に関しては、McLaren P1™の売上げが貢献し、増加するものと見込んでいます

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