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McLaren 650S を発表 パフォーマンスと洗練さの融合

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エキサイティングなスーパーカーほど妥協を強いられるもの。サスペンションは岩のように硬く、ロードノイズはコックピットに侵入し、快適装備は軽量化のために省かれます。マクラーレン 650S はその通説を打ち破ります。
センセーショナルなドライビング性能だけでなく、豊富な装備と高い快適性を兼ね備えております。
まさにそれは究極のラグジュアリー・スポーツカーです。

12C の上位モデルで、トップレンジの マクラーレン P1™ の技術を取り入れた650S は、数字の上でも優れています。
650 PS、678 Nm、3.0 秒で0-62mph(0-100 km/h)に達し、最高速 207 mph(333 km/h)…しかし、こうした数字は事実の一端に過ぎません。

すべての マクラーレン ロードカーと同様に、650S のコアにはカーボン・ファイバー製のモノセルを採用。
硬く、強靭で、非常に軽量なモノセルは、最適なシャシー・ダイナミクス、瞬時に反応するステアリング、卓越した乗り心地を実現する頑丈なプラットフォームを構成しています。

650S に合わせて調整された 3 種類のアダプティブ・シャシーモードは、この二面性を活用。「トラック」を選択すると路面に吸い付くような感覚を味わえ、「ノーマル」に切り替えると路面の衝撃を完全に遮断します。

最適な重量配分を得るためにドライバーの後部に搭載された、定評のあるM838T エンジンは、3.8 リットルのツインターボ・チャージャーテクノロジー搭載で 650 PS/7250 rpm という圧倒的なパワーをもたらし、3,000~7,000 rpm で最大トルク 678 Nm の 95% を発揮します。
つまり、650S はレーシングカーのような高速性能だけでなく、低速域でのフレキシビリティも確保しているのです。

この優れたエンジンが、瞬時にギアシフトする 7 速デュアルクラッチ・ギアボックスを介して 650S のリア・ホイールを駆動します。
フルスロットル状態でロッカーシフトパドルを引くと、新しい機能「慣性プッシュ」がエンジントルクを保ち、加速感が途切れません。
ハーフスロットル状態でギアをチェンジするとフューエルカットが介入し、歯切れの良い音とともにシフトが完了し、「オートマチック」モードでは、あらゆる速度域でシルキー・スムーズなシフトを堪能できます。

650S のドラマチックなエクステリアのモデルはマクラーレン P1™からインスピレーションを受けております。
特徴的なフロントエンド、LED ヘッドランプ、アグレッシブなスプリッターは、ダウンフォースを最適化し、またドアブレードがスプリッターから流れてくる空気を誘導することで、フィードバックと安全性を最大限まで高めます。 ラージ・サイド・インテークは強力な V8 エンジンを冷却します。

エア・ブレーキは、超高速域からすばやく安全に停止できるようにカーボン・ブレーキを補助するだけでなく、エアロダイナミクス・スタビリティも強めます。
Formula 1™ マシンのドラッグ・リダクション・システムと同様に、必要なときに自動的に立ち上がりダウンフォースを高め、長い直線では水平になり、ドラッグを最小限に抑えます。

軽量アロイホイールと Pirelli P Zero™ Corsa Systemタイヤによって 650S はさらにエキサイティングなドライビングマシンになります。豊かなグリップ・パフォーマンスで、インテリジェントなエアロダイナミクスの完成度はさらに向上。

ディへドラル・ドアを開けると、650S が無駄を削ぎ落したロードレーサーではないことが明白になります。
ハンドステッチのアルカンターラのインテリアは、快適かつ豪華でありながら、サーキットではしっかりとドライバーを支えます。
IRISサテライト・ ナビゲーション、DAB または SIRIUS ラジオ、エアコンは標準装備です。
さらなるカスタムメイドを希望する場合は、カーボン・ファイバー・シートやエクステンデッド・レザーパックを選択したり、インテリア全体にカーボン・ファイバー・トリムを使用することもできます。
利便性のためにリア・ビューカメラと電動調整ステアリング・コラムも選択可能です。

驚異的なパフォーマンスを発揮しながら驚くほど洗練されたマクラーレン 650S は、ラグジュアリー・スポーツカーのニュー・フロンティアを切り拓きます。

ジューネーブモーターショーの動画も併せてご覧ください。